四象限に分けて考えよう

ここでは外国人定着の課題を四象限に分けて説明します。

それぞれの象限の内容

第1象限【定着】:受入企業の外国人の定着や戦力化に向けた努力と、外国人の努力やスキルが互いにマッチしている状態

第2象限【現場がイライラ】:受入企業は外国人の戦力化に取り組んでいるが、外国人の努力が足りない状態

第3象限【離職】:受入企業は外国人の戦力化に取り組んでおらず、外国人のスキルもモチベーションも低い状態

第4象限【転職の可能性】:受入企業は外国人の戦力化に取り組んでいないが、スキルとモチベーションの高い外国人を雇用している状態

こんなことはありませんか?

□経営者と現場で外国人雇用に対する熱意に温度差がある
□外国人雇用は積極的にしているが、外国人のスキルアップ・日本語力アップなどの取り組みはしていない
□ 日本人側が外国人への伝え方を工夫していない
□評価制度はあるが、外国人に対応していない
→第2象限【現場がイライラ】の可能性あり

□外国人を雇っても1年以内に自己都合で辞めてしまう
□日本人社員や現場が外国人雇用に反対している
□外国人の都合(一時帰国など)は基本的に聞きいれていない
□外国人に相談相手がいない
→第3象限【離職】の可能性あり

□外国人が最近目を合わせてくれない
□優秀だが給料を上げてほしいなどの要望が多くて困っている
□外国人に対して評価制度を導入していない
→第4象限【転職の可能性】の可能性あり

動画の解説を観て学ぼう

受入企業の努力とは

□ 外国人を受入れたことにより事業拡大や売上の増加などを達成している
□ 外国人雇用を会社発展のための戦略として長期的に取り組んでいる
□ 外国人と日本人の昇給・手当に差別がない
□ 外国人に勉強の機会を設けている
□ 外国人にも能力に応じて昇進の道がある
□ 外国人からの相談窓口を設けている
□ 現場指導者が外国人雇用や「伝わる日本語」について学ぶ機会がある
□ 現場で外国人の差別的な扱いがないようにしている
□ 外国人特有の事情を考慮している□ 在留資格について積極的に勉強している

外国人の努力とスキルとは

□ 日本語を勉強している
□ 積極的に日本人に質問して学ぶ姿勢がある
□ 専門知識があり企業に貢献している□ 正確に仕事ができる
□ 仕事のスピードが速い
□ 欠勤遅刻がなく勤勉な態度である□ 自分勝手に判断しない
□ 報連相ができる
□ 会社が期待している内容を理解して仕事をしている
□ 応用力がある
チェックが付く項目が多いほど、「高」となります。

講義の内容を踏まえて考えてみよう

■現在の自社の課題を解決するためには、どんな努力が必要でしょうか?

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